こんにちは。長井ジンセイです。
今回は私が購入したNTTドコモ(9437)株があっという間にTOB対象となり、強制売渡となった顛末を記録しておきます。
NTTドコモ(9437)株の購入
2020年7月、NTTドコモ(9437)の株を楽天証券の特定口座で購入(2,869円×100株)しました。
4月時点の株価:3,295円計算で配当利回りが3.69%、私が購入した時点では2,870円程度まで下がっていたので、利回りがもう少し良くなるなと思い購入した次第です。
その後増配の嬉しいニュースもあり、長期保有で4%前後の配当を貰い続ける気満々でした。
が!
その後ほどなくして飛び込んで来たNTTによる完全子会社化に向けたTOBの報…
保有する株価がTOB対象になるなんて全く初めての経験、一体どうしたらいいんだと思っているところに、楽天証券から「重要なお知らせ」が到着。
【重要】NTTドコモ(9437)の公開買付について
NTT(9432)は子会社NTTドコモ(9437)を完全子会社とするため、9月30日から公開買付(以下、TOB)を実施すると発表しました。
NTTドコモも本TOBへの賛同を表明しており、TOB終了後、NTTドコモは上場廃止となる見込みです。
▼NTTドコモ(9437)の公開買付の概要はこちら
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20201009-03.html
今後のお手続きは、以下の3つです。
1.市場で売却
通常通り、売却手続きを行ってください。
※10月12日終値:3,876円
2.そのまま保有
TOBが成立した場合、後日株式売渡請求を行い、株式1株当たり本公開買付価格と同額の金銭を交付する予定です。
3.TOBに応募
三菱UFJモルガンスタンレー証券にて、TOBに応募できます。そのため、当社からの移管手続きが必要になります。
移管手続きは、下記画面にてお手続きができます。
※公開買付価格:3,900円
※TOBに応募する場合は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座が必要です。お持ちでないお客様は、事前に口座開設が必要となります。
※移管手続きに時間がかかることがことがあるため、お早めのご対応をお願いいたします。
(以下省略)
3,900円で売れれば約10万程の利益になるので、まずはTOBに応募する線で確認。
TOBに応募するには「三菱UFJモルガンスタンレー証券」に移管しなければならないとのことで、口座も持っていないしわざわざこのためだけに口座を開設するのは面倒過ぎる…ということでTOBに応募する線は却下。
では市場で売却か…といっても微妙に3,900円を下回っており、公開買付価格未満で売るのは何か損した気分なので、市場で売却する線も却下。
ということで、結局「そのまま保有」することを選択したのであります。
「特定口座払出通知書」が到着
2020年11月末には配当も入り、その後も暫く何も動きがないなと思っていた年末、楽天証券から「特定口座払出通知書」なる書面が到着。
そして我が特定口座からNTTドコモの株が消えて無くなったのであります・・・購入後半年にも充たない短い生涯(?)でした。。。
「上場廃止後の当社株式の取扱いについて」書面も到着
その後1月にはNTTドコモより「上場廃止後の当社株式の取扱いについて」なる書面が到着。
2021年の3月上旬以降に指定口座(私の場合は楽天銀行)に1株につき3,900円が振り込まれるとのことです。
私の場合税引前で約10万円の利益にはなりますが、配当目当てで購入しただけに、キャピタルゲインを得た喜びよりも今後のインカムゲインを失った悲しみの方がやや勝る感じのちょっと複雑な心境です。
NTTドコモ(9437)株から得られた配当
期末(2021年3月)の配当(62.5円予定)も露と消え、、配当目当てで購入したNTTドコモ株ですが、結局私が配当を得られたのはたったの1回でした。
税引後でも年間10,000円程度の配当を貰い続けられる筈だったのになあ・・・
しかしこれがもしNISA口座だったら強制売渡による非課税の逸失利益がもっと大きかったなあ…と気持ちを切り替え?、引き続き高配当株の物色〜購入を進める気持ちを新たにしたのであります。
今後持ち株がTOB対象になることが再びあるかはわかりませんが、今回はいい経験になりました。
2021/3/4追記:「株式売渡対価のお支払いのご案内」について別記事に記載しました
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