こんにちは、長井ジンセイです。
ダイヤモンド・オンラインで「1億総リストラ」なる全14回の連載コーナーがありました。
今回は記事のレビュー〜1億総リストラ時代に関する雑感を記錄致します。
「1億総リストラ」とは?
当ブログでも希望退職事例をリサーチをして、早期・希望退職の傾向と対策についてまとめたことがありました。
2021年に入っても早期・希望退職の波は留まるところを知らず、黒字企業でも希望退職募集を行っていることから、誰しもが無関係ではない=1億総リストラと銘打った連載コーナーが企画されたようです。
コロナ禍が直撃した2020年、上場企業約100社が早期・希望退職募集を打ち出した。21年に入ってからもすでに約40社。実施するのはコロナ禍で赤字が膨らんだ企業だけではない。黒字企業も人員整理を断行し、まさに「1億総リストラ」。誰しもが無関係でいられない。
https://diamond.jp/list/feature/p-1okurestructuring
そもそも日本の雇用者数は6,000万人弱しかいないだろ!!
…というツッコミは一旦置いておいて…
「1億総リストラ」というタイトルはいかにも煽動的ですが、当ブログでも再三書いている通り、自分が所属する会社で早期・希望退職の募集がいつ始まるかもわからない…という点については同意です。
終身雇用の時代は終わったと言われて久しいですが、コロナウイルスが引き金となって、日本の働き方の本格的なリストラクチャリングが加速度的に進んでいる感じがします。
「1億総リストラ」の事例
「1億総リストラ」は有料会員限定記事というところがまたニクいですが、「整理解雇危険企業」「非正規公務員のリストラ」のほか、東芝・リコー・ソニー・三越伊勢丹HD・武田薬品・近鉄グループ・総合商社・朝日新聞・プリンスホテルなどのリストラ事例が、個別に採り上げられています。
錚々たる面々ですが、このご時世でリストラや早期・希望退職募集のネタが
いかに豊富かということですね
「2021年に入って募集を発表した上場企業は26日現在41社、募集人数は計9,374人で、前年同期(22社、4,327人)の約2倍」との記事も出ていました。
こちらは上場企業の数字なので、非上場の中小企業なども含めると恐らく早期退職者は相当数に昇るかと思われ、早期・希望退職はやはりビッグウェーブになりつつあると感じます。
「1億総リストラ」にどう立ち向かうか?
連載は各リストラ事例の実体に迫るもので、「誰しもが無関係でいられない」と言いながらも、ではどう備えどう対処したら良いかについてはあまり書かれていませんでした。
「1億総リストラにどう立ち向かうか」について明確な解は無いと思うものの、「人生100年時代をどう生きるか」を考えることと相通じるお題と思います。
「年金受給年齢引き上げ」「定年延長」「継続雇用制度」…など、国としては70歳まで働かせる気満々な状況の中で、「働く」ことに対する考え方や価値観を各個人がしっかりと持ち、自分なりの指針と対策を見付けていくことが必要になっています。
100人いれば100通りの働き方…の時代に
「70歳といわず生涯現役で!」という気概を持った方もいらっしゃるでしょうし、「定年までは何とか会社員で…」と思う方もいらっしゃるでしょう。
かつての終身雇用・会社員が当たり前の時代は今は昔、副業・複業、クラウドソーシング、ギグワークなど飛躍的に働き方の選択肢が増えており、100人いれば100通りの働き方がある…といった時代になりつつあると感じます。
私の場合、正直「働かなくても生きていけるなら働きたくない」という怠惰な性分なので、50歳以降は「健康」や「時間」を重視して、仕事控えめで心身ともに健康で日々ゆったりと過ごせるセミリタイア的なライフスタイルを模索している段階です。
アラフィフの私はセカンドライフをどう設計するか…という問題になりますが、若い世代の方はそもそもの人生設計をどうするか…という問題になり、より将来を見据えた人生設計を若い頃からしていかなければなりませんね。
「FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)」を目指す若者が増えているのも、このご時世では半ば必然的な流れのようにも感じます。
アラフィフの私の場合もはや「Retire Early」でもない年齢に差し掛かっているので、在職中に「Financial Independence」の目処を付けるべく試行錯誤しています。
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