こんにちは、電気・ガスは東京ガスに纏めているエネファーム家庭の長井ジンセイ(longlife_JN)です。
さて、東京ガスによる節電キャンペーンについて、これまで2022年夏・2022年冬と都度レポートして参りました。
2023年夏も再びキャンペーンがスタートしましたので、今夏の実施内容についてレポート致します。
2023年「夏の節電キャンペーン」
2022年冬は国/東京ガスの2本立てでポイント付与がありましたが、政府による「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が始まったこともあり、2023年夏は国によるポイント補助はありません。
では東京ガスによる2023年夏のキャンペーン内容をチェック致しましょう。
東京ガス「夏の節電キャンペーン2023」
実施期間
今夏のキャンペーン実施期間、2023年7月1日〜9月30日の2ヶ月間となっています。
昨年は7月27日(水)~9月23日(金)だったので、早く始まり遅く終わる設定になっています。
あれ今年はもう始まってるの?という感じ…
[1]節電チャンス時間の節電成功で、ポイントゲット
2022年冬は「対象時間指定型」と呼ばれていた所謂デマンドレスポンス型、東京ガスが指定する日時の節電実績に応じてポイントが付与されるメインのキャンペーンです。
内容は従来と同等で、節電チャンス時間帯に電力使用量を減らすことでパッチョポイント「5ポイント/kWh」が付与されます。
節電チャンスとは?
東京ガスが電力需給逼迫を予想し予め設定する時間帯のことで、参加者に対し前日に通知されます。
そもそも節電チャンスがない日も結構あるので、要注意です。
2023年夏もキャンペーン期間はスタートしましたが、7/1~3は節電チャンスなしとなっています。
電力使用量を減らすとは?
「標準的な使用量」より「実際の使用量」が少ない状態で、差し引き分が節電ポイントとして換算されます。
実績は2〜3日後にメールやWEBで逐次確認することが可能です。
標準的な使用量とは?
節電ポイントの基準値となる「標準的な使用量」とはどのような値なのか?、改めてチェックしておきましょう。
標準的な使用量は、過去の電気の使用状況を活用し、「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するガイドライン」(資源エネルギー庁・令和2年6月1日最終改定)に基づき算定します。詳しくは東京ガスデマンドレスポンスサービス規約4.(2)(https://drlv.tokyo-gas.co.jp/kiyaku.pdf)をご確認ください。
詳しく書かれているという「東京ガスデマンドレスポンスサービス規約4.(2)」を更にチェック。
標準的な使用量は、過去の電気の使用状況を活用し、「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するガイドライン」(資源エネルギー庁・令和2年6月1日最終改定)における「代替ベースライン High 4 of 5(当日調整なし)」基づき算定します。なお、電気の需給調整の対象時間が発生する日をDR 実施日と定めます。
① DR 実施日が平日の場合
次に掲げる需要データの 30 分単位のコマ毎の平均値を算出する。
DR 実施日の直近 5 日間(DR 実施日当日を含まない。)のうち、DR実施時間帯の平均需要量の多い 4 日間の需要データ。
なお、直近 5 日間において、DR 実施時間帯の平均需要量の最小日が複数ある場合は、DR 実施日から最も遠い1日を除き、残りの4日間を採用する。
ただし、次に掲げる日については、上記の母数となる直近 5 日間から除外するものとする。
その際、当該母数が 5 日間となるよう、DR 実施日から過去 30 日以内(平日及び土曜日・日曜日・祝日)で更に日を遡るものとする。
・土曜日・日曜日・祝日
・過去のDR実施日
・DR実施時間帯における需要量の平均値が、直近5日間のDR実施時間帯における需要量の総平均値の 25%未満の場合は当該日
② DR 実施日が土曜日・日曜日・祝日の場合
次に掲げる需要データの 30 分単位のコマ毎の平均値を算出する。
DR 実施日の直近 3 日間(DR 実施日当日を含まない。)のうち、DR 実施時間帯の平均需要量の多い 2 日間の需要データ。
なお、直近 3 日間において、DR 実施時間帯の平均需要量の最小日が複数ある場合は、DR 実施日から最も遠い 1 日を除き、残りの 2 日間を採用する。
ただし、次に掲げる日については、上記の母数となる直近 3 日間から除外するものとする。
その際、当該母数が 3 日間となるよう、DR 実施日から過去 30 日以内(平日及び土曜日・日曜日・祝日)で更に日を遡るものとする。
・平日
・過去の DR 実施日
・DR 実施時間帯における需要量の平均値が、直近 3 日間の DR 実施時間帯における需要量の総平均値の 25%未満の場合は当該日
東京ガスデマンドレスポンスサービス規約4.(2)
こちらもかなり複雑です…
平日は直近5日中の4日分平均/土日は直近3日中の2日分平均、その内DR実施日や極端に低い日は外される…って感じですね。
節電ボーナス
キャンペーン期間中の累積節電量(使用量の変化量)に応じて、ボーナスポイントが付与される「節電ボーナス」、2023年夏も従来同様の仕組みで実施されます。
MAX3,000ポイントとなりますが、節電チャレンジ実施日も限られる中で100kWhを削減するのは至難の業。
昨夏の当ブログ実績は~20kWhで50ポイントでした…
[2]出かけてお得!対象施設に出向いてポイントゲット
2023年夏の新たな施策として始まったのがこちらです。
お出かけチャンス時間中にお出かけスポットに到着したら、「DR会員向けマイページ」を開いて[判定]ボタンをタップ!
位置情報が一致すれば、「節電行動ポイント20ポイント」を付与します。
お出かけチャンス時間/お出かけスポットとは?
意外に説明がなされていませんが、お出かけチャンス=節電チャンス時間帯ということのようです。
お出かけスポットは東京ガスが指定するスポット、サイトで確認したところ、多くは駅に設定されていました。
節電チャレンジ時間帯に駅などのお出かけスポットへ行くことがあれば、忘れずに「判定」してポイントを頂きましょう。
お出かけチャンス判定〜ポイントゲット
節電チャレンジ時間帯にお出かけスポットに出向き、お出かけチャレンジページから「判定」をタップします。
※要GPS設定
判定が成功するとメッセージが表示されます。
ポイント獲得は1日1回、成功した後は「ポイント獲得済」と表示されます。
節電チャレンジ初日に無事20ポイントをゲット、後述する節電宣言投稿と合わせ40ポイントを早々に確保しました。
[3]みんなで節電!目標立ててポイントゲット
こちらも2023年夏の新たなキャンペーン、節電行動を宣言するだけで「節電行動ポイント20ポイント」が付与されます。
まさかの?自由記述形式(笑)、「掲載対象に選ばれればさらに追加ポイントを付与」とのこと。
募集予定は7/31まで、早めに宣言し確実に20ポイントを貰っておきましょう!
[4]【東京都にお住まいの方なら】1,000円相当の特典がもらえる!
更に2023年夏の新たなキャンペーンとして、東京都在住者限定の特典が用意されています。
キャンペーン期間中に、5日以上の節電を達成した方に、お好きな種類のポイントへ交換可能な1,000円相当の特典(デジタルギフト券)を付与します。
期間中5日以上達成とハードルは低目な割に付与は1000円と、結構おいしい設定になっています。
東京都在住のキャンペーン参加者なら是非ゲットしておきたいところです。
[まとめ]東京ガス2023年夏の節電キャンペーンはお出かけチャンスのインパクト大
ということで、東京ガス2023年夏の節電キャンペーン内容を一通りチェック致しました。
先ず節電行動宣言による20ポイントは、最初にきっちりゲットしておきましょう。
節電行動の宣言さえ入力すれば、間もなく20ポイントが貰えます。
私の現在の実績、宣言による20ポイントが既に入っています。
そしてキャンペーン中は、節電チャレンジで一つでも上のボーナスポイントステージを目指しつつ、いかにお出かけチャレンジのポイントを積み上げていけるか…がポイントになります。
お出かけチャンスの1日20ポイント、節電チャレンジだと4kWhに相当し、インパクトが大きいです。
1日4kWhを節電しようとすると、そのハードルはかなり高くなります。
以下は昨夏の実績の一部ですが、4kWhを超える日は稀でした。
お出かけチャンスのポイントをもれなく確実に貰えるよう、採り得る対策を幾つか例示致します。
平日日中過ごすことが多い最寄りのお出かけスポットチェック
お出かけチャレンジ=節電チャレンジ時間帯は、平日の日中が中心となります。
会社員でも出社中心の人は勤務先周辺のお出かけスポット、在宅勤務中心の人は自宅周辺のお出かけスポットを予めチェックしておきましょう。
私もそうですが、出社中心で会社が駅のそば…なんてケースでは、日々サクッとポイントを貰えるのではないかと期待しています。
DRマイページのお出かけチャンスページをショートカット登録
お出かけチャンスでポイントを得るには、スポット到着時にDRマイページ⇒お出かけチャンスページ(地図)から該当施設を選択し、[判定]ボタンをタップする必要があります。
スムーズに判定作業が行えるよう、スマホのホーム画面にショートカットを登録しておくと良いですね。
ブラウザを立ち上げてからショートカットを開いて…という手順を踏むよりも、ホーム画面から手短にDRマイページへ辿り着けます。
過去キャンペーンの経験則として、土日中心に節電チャレンジがない日も意外に多いという傾向がわかってきております。
この先約3ヶ月の長丁場ですが、節電チャレンジがある日になるべく効率的にポイントを稼ぐべく、事前対策の上で節電に臨みましょう!
東京ガス「夏の節電キャンペーン2023」ポイント実績
参考に我が家の実績を逐次アップ致します。
8/4(金)現在
開始後1ヶ月少々が経過、これまでの実績は「155.63ポイント」となっています。
そのうち節電ボーナスで獲得したのは僅か?15.63ポイントです。
節電ボーナスを1日で最も獲得出来た日で8.38ポイント、お出かけチャンスの20ポイントがいかに大きいかわかります。
残り140ポイントは「お出かけチャンス」で獲得したもので、やはりお出かけチャンスのウェイトは相当高くなっています。
節電チャレンジ中に外出する際は、お出かけチャンスを忘れずきっちり獲得しておきたいところ。
私は既に何日か忘れてしまったので、、今は節電チャレンジを都度Googleアラートにタスク登録⇒スマートウォッチに通知を飛ばし、忘れないよう心掛けています。
残り2ヶ月弱、暑い日が続きますが無理のない範囲で節電チャレンジして、ポイントを溜めていきましょう。
2023年「夏の節電キャンペーン」最終結果
9月末でキャンペーン期間が終了、最終結果のアップデートです。
合計獲得ポイントは「527.25ポイント」となりました。
そのうち節電により獲得したポイントは「57.25ポイント」でした。
節電行動により獲得したポイントは420ポイントで、約8割を占めました。
節電宣言:20ポイント+お出かけチャレンジ:20ポイント×20回=400ポイントという内訳です。
やはり1日20ポイントが貰えるお出かけチャレンジのインパクトは大きかったです。
ということで、合計528パッチョポイント(:528円相当)を獲得した2023年夏でした。
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