こんにちは、電気・ガスは東京ガスに纏めているエネファーム家庭の長井ジンセイ(longlife_JN)です。
さて前回2022年夏の節電キャンペーンについてレポート致しましたが、結果は116円のAmazonギフトコード獲得と微々たるものでした(;´・ω・)
2022年冬も引き続き電力需給の逼迫が予想されるとのことで、再び節電キャンペーンが実施されますので、今回はその内容をレポート致します。
2022年「冬の節電キャンペーン」
2022年夏と比較して、2022年冬は節電キャンペーンの内容が拡大・複雑化している印象です。
大きく分けて[1]国の節電プログラムと[2]電力各社の節電キャンペーンに別れます。
以下我が家が契約する「東京ガス」のケースで、それぞれの内容を整理してみます。
国の節電プログラム
先ずは「参加するだけで2,000ポイント」として、国が主導する節電プログラムです。
国の補助金事業として、電力各社が窓口となり2,000ポイントを付与するもので、東京ガスの場合は「2,000パッチョポイント」が貰える内容となっています。
2022年夏の節電キャンペーンに参加していた人(東京ガスデマンドレスポンス会員)なら、今冬は「個人情報提供の同意」を行った上で、「冬の節電キャンペーン」に自動参加するだけで、2,000パッチョポイントが貰えます。
いわば参加賞のようなもので、節電結果に関わらず2,000ポイントが貰えます。
要件を充たし確実に貰っておきましょう。
東京ガス「冬の節電キャンペーン2022」
次に、東京ガスが主導する「冬の節電キャンペーン2022」です。
2022年冬は、[1]対象時間指定型・[2]前年同月比型の2種類が用意されているのがポイントです。
東京ガス「冬の節電キャンペーン2022」対象時間指定型
2022年冬に東京ガスが用意する2種類のキャンペーン、一つ目は「対象時間指定型」です。
所謂デマンドレスポンス型で2022年夏と同等の内容、節電チャンス対象時間帯に電力使用量を減らすことで、変化量1kWhに対して5節電ポイントを獲得できるキャンペーンです。
キャンペーン期間は2022年12月14日~2023年3月15日、約3ヶ月の長丁場です。
節電チャンスとは?
東京ガスが電力需給逼迫を予想し予め設定する時間帯のことで、2022年夏のキャンペーンでは参加者に対し前日に通知されていました。
明日の節電チャンスは●:●●〜●:●●だから節電頑張ってね!という感じです。
土日など日によっては節電チャンスの設定がない場合もあります。
電力使用量を減らすとは?
「標準的な使用量」より「実際の使用量」が少ない状態で、差し引き分が節電ポイントとして換算されます。
2022年夏のキャンペーンでは、2〜3日後にメールやWEBで自分の実績を逐次確認することが可能でした。
標準的な使用量とは?
節電ポイントの基準値となる「標準的な使用量」とは、どのような値なのでしょうか?
標準的な使用量は、過去の電気の使用状況を活用し、「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するガイドライン」(資源エネルギー庁・令和2年6月1日最終改定)に基づき算定します。詳しくは東京ガスデマンドレスポンスサービス規約4.(2)(https://drlv.tokyo-gas.co.jp/kiyaku.pdf)をご確認ください。
「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するガイドライン」…と聞き慣れない言葉が登場します。
では詳しく書かれているという「東京ガスデマンドレスポンスサービス規約4.(2)」をチェックしてみましょう。
標準的な使用量は、過去の電気の使用状況を活用し、「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関す
るガイドライン」(資源エネルギー庁・令和2年6月1日最終改定)における「代替ベースライン High 4 of 5(当日調整なし)」基づき算定します。なお、電気の需給調整の対象時間が発生する日をDR 実施日と定めます。① DR 実施日が平日の場合
次に掲げる需要データの 30 分単位のコマ毎の平均値を算出する。
DR 実施日の直近 5 日間(DR 実施日当日を含まない。)のうち、DR実施時間帯の平均需要量の多い 4 日間の需要データ。
なお、直近 5 日間において、DR 実施時間帯の平均需要量の最小日が複数ある場合は、DR 実施日から最も遠い1日を除き、残りの4日間を採用する。
ただし、次に掲げる日については、上記の母数となる直近 5 日間から除外するものとする。
その際、当該母数が 5 日間となるよう、DR 実施日から過去 30 日以内(平日及び土曜日・日曜日・祝日)で更に日を遡るものとする。
・土曜日・日曜日・祝日
・過去のDR実施日
・DR実施時間帯における需要量の平均値が、直近5日間のDR実施時間帯における需要量の総平均値の 25%未満の場合は当該日
② DR 実施日が土曜日・日曜日・祝日の場合
次に掲げる需要データの 30 分単位のコマ毎の平均値を算出する。
DR 実施日の直近 3 日間(DR 実施日当日を含まない。)のうち、DR 実施時間帯の平均需要量の多い 2 日間の需要データ。
なお、直近 3 日間において、DR 実施時間帯の平均需要量の最小日が複数ある場合は、DR 実施日から最も遠い 1 日を除き、残りの 2 日間を採用する。
ただし、次に掲げる日については、上記の母数となる直近 3 日間から除外するものとする。
その際、当該母数が 3 日間となるよう、DR 実施日から過去 30 日以内(平日及び土曜日・日曜日・祝日)で更に日を遡るものとする。
・平日
・過去の DR 実施日
・DR 実施時間帯における需要量の平均値が、直近 3 日間の DR 実施時間帯における需要量の総平均値の 25%未満の場合は当該日
東京ガスデマンドレスポンスサービス規約4.(2)
こちらもかなり複雑ですが、、
平日なら平日で直近5日中の4日分平均/土日なら土日で直近3日中の2日分平均、その内DR実施日や極端に低い日は外される…って感じですね。
国の節電プログラム対象としてポイント上乗せあり
冬の節電キャンペーン2022の「対象時間指定型」、今冬は国の節電プログラム対象として、東京ガスのキャンペーンと同額のポイントが上乗せされます。
2022年夏にはなかった制度、節電チャンス対象時間の説明がちょっと難しいですが…
ポイントが凡そ倍になるようなので、インパクトは結構大きいと思われます。
東京ガス「冬の節電キャンペーン2022」前年同月比型
「対象時間指定型」に続く2つ目のキャンペーン、「前年同月比型」となります。
2023年1/2/3月が対象で、使用量を前年同月比で3%以上抑えると50パッチョポイントが貰えるキャンペーンになります。
国の節電プログラム対象としてポイント上乗せあり
対象時間指定型と同様に、「前年同月比型」についても国の節電プログラム対象としてポイント上乗せがあります。
東京ガスは50パッチョポイント付与のところ、国の節電プログラムでは1,000パッチョポイントも付与されます。
対象期間が3ヶ月あるので、全期間条件を充たせば合計3,000ポイントが貰える計算となります!
ここがインパクト大きく、今冬の勝負所になります。
前年同月比で3%抑えるのは難しい?
国の節電プログラムと合わせれば月1,000ポイントが狙える「前年同月比型」、3%はどの位ハードルが高いのでしょうか?
我が家の実際の電力使用量をベースに、そのハードルの高さについて考察してみます。
我が家の昨冬の電力使用量、月間で116kWh~137kWhでした。
エネファームを導入しているので、冬は一般家庭より電力消費が元々少な目です。
3%抑えるには、月間で3.5~4.2kWhほど昨年より削減する必要があるということになります。
1日計算では0.12~0.14kWh程度、エアコンやドライヤーなど消費電力の大きい家電の使用時間を1日10分単位で削減すれば、達成できそうなレベルです。
昨年の使用量を確認→3%計算→日割で試算しておくと、各家庭どの位抑えれば良いのかイメージし易くなるので、お薦めです。
使用電力削減シミュレーションには、以下のようなサイトも参考になります。
(追記)東京ガス「冬の節電」キャンペーン|2022年の実績途中経過
キャンペーン開始から1週間以上が経過しました。
傾向と対策の参考に、これ迄の途中経過をアップします。
節電チャレンジがあった7日で計15.79ポイントを獲得、1日平均2ポイント強となっています。
今冬の傾向・特徴としては、朝/夕に別れた1日2〜3回の節電チャレンジ設定が多くなっています。
例えば↑12/23のケース、8〜9時に洗濯機、12〜16時の間に食洗機を使うように注意しました。
約3ヶ月とキャンペーン期間も長いので、ちょっとした積み重ねがトータルでそこそこの差になって現れる筈です。
まとめ:夏よりもリターンは期待出来る「冬の節電キャンペーン2022」
ということで、東京ガスをモデルケースとして、冬の節電キャンペーン2022についてチェック致しました。
今冬は国の節電プログラムに基づく上乗せポイントが設定されているので、2022年夏の節電キャンペーンと比較すると、リターン=ポイント還元は大きくなりそうです。
まず対象時間指定型/前年同月比型という2種類のキャンペーンが走ります。
そしてそれぞれ国の節電プログラム対象としてポイント上乗せのチャンスがある為、今夏より還元に期待出来る内容になっています。
私もそうですが引き続きリモートワークの人もまだ多く、自宅業務中に使える低消費電力の足温器などが今冬のトレンドとして話題になっています。
冬場は足元から冷えるんですよね…
我が家は床暖房なのでスイッチ入れれば足元から温められますが、自宅で一人テレワーク時に広範囲な床暖をONにするのは、節約観点で若干抵抗があります…
節電チャレンジ時間帯や前年同月比3%削減に向け、各家庭省エネに工夫しながら上手にポイントをゲットしたいですね。
コメント