こんにちは、テレワーク中心となり早2年、定期代支給がなくなり出勤時は専ら回数券を活用している長井ジンセイ(longlife_JN)です。
3月12日からPASMOカードの払い戻し手数料が有料化される…とのニュースを聞きました。
定期として使わない上に回数券利用の為すっかり出番の少なくなった私の記名式PASMOカード、この度モバイルPASMOに乗り換えることとしました。
ということで、今回はPASMO(記名式カード)からモバイルPASMOへの乗り換えについてレポート致します。
※筆者のスマホ環境はAndroid(SO-05K)
回数券購入とPASMOカードとの微妙な関係性
先ずは記名式PASMOカードからモバイルPASMOに乗り換えようと思った経緯から簡単に。
回数券でせっせと通勤している私、PASMOで乗らずに回数券を使うことにより10%程度お得になっていますが、回数券の購入時にも更にポイント還元を得たいと考えています。
小田急線チケット10(回数券)はクレジットカードで購入可能
小田急線の回数券である「チケット10」、券売機でクレジットカードを使用して購入可能です。
私の場合はメインのdカードで都度購入しており、1%のdポイント還元を受けています。
小田急チケット10(回数券)は終了
残念ながらその後小田急チケット10は終売となっています…
東京メトロ回数券はクレジットカードで購入不可…
東京メトロの回数券は残念ながらクレジットカードで購入出来ません。
現金またはICカード(券売機でPASMO/Suicaの残額利用)により購入する必要があります。
東京メトロノーム回数券は終了 <2023/2追記
PASMOカード残高で東京メトロ回数券を買う
ポイントが付かない現金決済など眼中にない私、PASMOカード残高でポイント還元を得つつ東京メトロ回数券を購入する術を探します。
OPカードのPASMOオートチャージなら0.5%還元
ここで小田急線沿線民ならお得に使える定番のクレジットカードである、OPクレジットの出番です。
PASMOカードへのオートチャージ設定可能かつ0.5%のポイント還元があるため、私も長年PASMOへのオートチャージ設定を使っています。
OPクレジットによりオートチャージされた残高で東京メトロの回数券を購入すれば、購入額の0.5%還元を得られる計算になります。
自動改札でしかオートチャージされない問題
しかしここで落とし穴になるのが、自動改札機の入出場時にしかオートチャージされない問題。
買物の際にPASMOを使ってもオートチャージされないのは勿論、同じ交通機関でもバスやタクシー、はたまた同じ鉄道利用でも券売機利用や窓口(駅員改札)精算ではオートチャージされないのです…
最近は専ら通勤区間を回数券で往復する私、バス利用や駐輪場精算等でPASMOを使うことはあるものの、オートチャージ設定しててもオートチャージされる機会が殆どないという状況です…
東京メトロ券売機でPASMO残高で回数券を一度は購入出来ても、その後オートチャージされない為に次に買いたい時には残高が足りず、結局券売機で現金チャージして回数券を買う羽目に…
オートチャージする為に通勤時の回数券使用を1回スキップしてPASMOを使うことも考えましたが、オートチャージ:0.5% vs 回数券:約10%とお得度は段違いだし…
ということで、ポイント還元あるオートチャージ設定していながらも延々チャージされず、回数券を買いたい時に残高が不足する問題に悩まされていました。
記名式PASMOカードからモバイルPASMOへ移行
そんな状況でPASMOカード払い戻し手数料有料化の報を聞き、モバイルPASMOへの乗り換えを決意しました。
以前は定期として使っていた私の記名式PASMO、チャージ残高も残っているのでモバイルPASMOへそっくり移したいと思います。
モバイルPASMO公式サイトでも「お持ちのPASMOカードをモバイルPASMOへ移行」する方法が案内されています。
モバイルSuicaとの併用問題…
ここでもう一つ問題になるのが、モバイルSuicaとの併用問題です。
一部の端末を除き、モバイルSuica利用中の端末ではモバイルPASMOは併用出来ません…
既にモバイルSuica利用中ながらモバイルPASMO併用可能ではないTYPE②端末を使っている私、利用頻度が低いモバイルSuicaとは最悪オサラバして「モバイルPASMO」をインストールしてみることにします。
「モバイルPASMO」インストール前に行うモバイルSuica側の対応
恐らく使えなくなるであろうモバイルSuica、こちらもチャージ残高が残っているので、先ずは残高をクリアにする対応を行います。
モバイルSuica残高を使い切る
こちらの記事が大変参考になりますが、JREポイントを加算しつつAmazonギフト券に換えることにより、自宅に居ながらにしてモバイルSuicaの残高を0円にすることが出来ました。
モバイルPASMOのインストール
モバイルSuicaの残高が0円になったところで、駄目元で先にモバイルPASMOアプリのダウンロード〜インストールを試みます。
モバイルSuicaアプリが入っていてもPASMOアプリのダウンロード自体は可能です。
おサイフケータイアプリには「メインカードの確認・切替」メニューも有り、Suicaが入った状態でもPASMOを「今すぐ設定」出来そうな雰囲気は漂っていました。
しかし、、やはりモバイルSuicaが入った状態では「他の交通系カードが既に発行されております」とのエラー(F0-08)で、交通系ICカードとしてモバイルPASMOを追加設定することは出来ませんでした…
おさいふケータイアプリの表示で無駄に期待してしまいました。。
まあ駄目元での併用チャレンジだったので、気を取り直してまたモバイルSuica側の処理に移ります。
モバイルSuicaを退会せずモバイルPASMOを使うには?
残高使い切り術を紹介してくれた上記記事ですが、モバイルSuicaの退会が前提にされています。
ここでモバイルSuicaを退会せずにモバイルPASMOを使う術を、トライアル検証してみます。
長年使ったモバイルSuica、JRの各種サービスを使う際には便利だし、あわよくばPASMO併用可能な端末に機種変更した後にまた使えれば…というチャレンジです。
モバイルSuicaのカードを預ける(機種変更)
おさいふケータイアプリでモバイルSuicaを開くと、「カードを預ける(機種変更)」というメニューがあるので、モバイルSuicaを預けます。
モバイルSuicaを預けた後にPASMOをインストールする
モバイルSuicaを預ける前はエラーになりましたが、預けた状態で再びPASMO初期設定を試みると、問題なく設定が進められるようになります。
PASMO切替
公式の移行案内サイトも見ながら、先ずは記名式PASMOカードからモバイルPASMOへの切替を行います。
切替え操作の翌日5:00以降モバイルPASMOアプリにログインし移行操作を行うことでSF(電子マネー)の移行が完了するとのことです。(後述)
その間はカード側の残額が変わるような利用をしないよう注意が必要です。
モバイルPASMOへのクレジットカード登録
記名式PASMOからの切り替え設定が終わると今度はクレジットカード登録に移ります。
登録出来るのは本人認証サービス(3Dセキュア認証)に対応したクレジットカードと定められています。
私の場合はオートチャージで0.5%ポイントがたまるOPクレジットを、モバイルPASMOのチャージ用として再び登録しました。
SF(電子マネー)の移行
ここからは翌日5時以降に行う操作となります。
先ずは記名式PASMOに入っていた残高をモバイルPASMOに移行する手続を行います。
ということで、PASMOカードからモバイルPASMOへの切り替え・SF(電子マネー)残高の移行は無事に完了しました。
PASMOカード時代の利用履歴まで移行されていて、何だかちょっと感動しました。
※この手続に伴い紛失・再発行(紛再)の履歴が残ります
PASMOカードのデポジット返金
切り替えによりPASMOカードは無効となりますので、デポジット(500円)の返金手続を忘れずに行いましょう。
駅の窓口にある「PASMO再発行・払いもどし・定期券消去申請書」を記入の上、運転免許証等の本人確認書類を添えて窓口に提出。
これでデポジットの500円が返金されます。
預けたモバイルSuicaを受け取れるか?
さてモバイルPASMO設定の為に預けたモバイルSuicaの回復を試みます。
モバイルPASMOをメインカードに設定しつつサブカードとして受け取ることが出来れば万々歳です。
しかし結果は残念ながらやはり受け取れませんでした…
やはりTYPE②端末ではモバイルPASMOとモバイルSuicaの併用は出来ないってことですね…
モバイルSuicaを預けていられる期間は?
ということで受け取れず預けっ放しとなった私のモバイルSuica、いつまで預けておけるのでしょうか?
Suicaの説明ページを見るも、受け取り猶予(サーバー退避が許される期間)については特に記載がありませんでした。
残高は0円にしておいたし、退避したデータが最悪消えてしまっても止むを得ない覚悟は持ちつつ、機種変更までデータが残っていたらラッキー…位の感覚です。
機種変更でモバイルSuicaを無事受け取り! <2022/7追記
その後タイプ①のSIMフリー端末に機種変更(:詳細レポート)、4ヶ月超の時を経て、預けていたモバイルSuicaを無事受け取ることが出来ました!
お帰り、オレのモバイルSuica!
退会することなく回復出来たので、チャレンジ成功です!!
併用とはいえ、どちらか一方をメインカードに設定する必要があります。
「メインカード切替」の手間をかけることで、他方を都度使うことが可能です。
モバイルPASMOでいつでもチャージが可能に
ということで記名式PASMOカードからモバイルPASMOへの移行が完了しました。
0.5%ポイントがたまるOPクレジットを使っていつでもチャージ出来る環境も整いました。
※OPクレジットのポイント還元対象外の詳細はこちら
東京メトロの回数券が買えない問題は続く…
随時チャージ出来ることを優先に切り替えましたが、よく考えたら東京メトロの券売機で使えるPASMOカードを失う結果となりました…
⇐東京メトロ券売機ではモバイルPASMOもモバイルSuicaも使えない…
私の手許に残る交通系SF(電子マネー)付き物理カードはビックカメラSuicaカードのみ、次はそのSuica機能を使ってクレジットカードからチャージしてポイントを貰いつつ、メトロ券売機で回数券を買う方法を試してみたいと思います。
ポイント還元を得ながらメトロ券売機で回数券を買う戦いは続きます…
【悲報】東京メトロ回数券終了 <2023/3追記
以上、東京メトロ回数券をお得に買う為の試行錯誤でしたが、その東京メトロ回数券は2023年2月末を持って終売となりました(TT)
詳細はレポートをご参照下さい。
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