[東京メトロ]メトポと回数券どちらがお得なの?~定期ロス会社員の通勤~

メトポと回数券のお得度比較 ポイ活
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こんにちは、長井ジンセイ(longlife_JN)です。

すっかりテレワーク中心となり出社回数が激減、会社から定期券代の支給が無くなり、通勤費は都度精算となりました。

出勤時は普通のPASMOで乗車している訳ですが、私が通勤で利用する東京メトロでは「メトポ」(メトロポイントクラブ)というポイント制度が導入されています。

定期券を使わない通勤時に、PASMOで乗ってメトポを貰うのと、回数券を買うのとでは一体どちらがお得なのか?

節約・ポイ活観点から、今回調査〜レポート致します。

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メトポとは?

登録したPASMOで東京メトロに乗車するとポイントが貯まる、東京メトロ独自のポイントサービスです。

メトポの登録

メトポ公式サイトでの仮登録の後に、券売機で本登録を行う必要があります。

登録方法|メトポ-メトロに乗って、ポイントを貯めよう。Metro Point Club
登録方法|メトポ(メトロポイントクラブ)に登録したPASMOを使って、定期券・企画券区間外をご乗車いただくとポイントが貯まります。登録費、年会費は不要です。

モバイルPASMO・Apple PayのPASMOにも対応していますが、設置駅が限られる水色のICチャージ専用機での初期登録が必要になります。

https://www.metpo.jp/register/

メトポの溜め方

登録したPASMOを使って、平日日中等に定期券・企画券区間外の乗車をすると、利用月末締・翌月11日にポイントが付与されます。

ジンセイ
ジンセイ

定期券で区間内乗車をしている限り一切ポイントが付きません(※)が、定期券がなくなり普通のPASMO乗車となったことで、出勤時の乗車がメトポの付与対象となりました。

(※)東西線オフピークプロジェクトを除く

デイタイムポイント:平日10:30〜16:30・ホリデーポイント:土日祝に加えて、1ヶ月の乗車回数に応じたボーナスポイントが付与される仕組みです。

https://www.metpo.jp/save/

ボーナスポイントは10〜19回で10ポイント、20〜29回で20ポイントとなっています。

https://www.metpo.jp/save/

「ランク制度」導入によりデイタイムポイント/ホリデーポイント/ボーナスポイント廃止に <2022/11追記

2023年3月1日〜「ランク制度」導入に伴い、2月28日をもってデイタイムポイント/ホリデーポイント/ボーナスポイントは終了となることが発表されました。

ジンセイ
ジンセイ

回数券の廃止も合わせて発表( ノД`)、利用頻度に応じたインセンティブに関し制度全体が見直されるという感じです。。

メトポの使い方

メトポの使いみちはPASMOへのチャージのみ、1ポイント1円で登録しているPASMOにチャージが可能です。

先日初めてメトポをPASMOにチャージしてみましたが、券売機まで出向き、登録時に発行されている(普段覚えている筈のない)券売機パスワードなるパスワードを求められ…と結構手間がかかりました。

券売機でのメトポからPASMOへのチャージ
ジンセイ
ジンセイ

先述した初期登録(本登録)や、ポイント利用(PASMOチャージ)時にいちいち券売機を使わなければならないのが、メトポの面倒な点です。

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東京メトロの回数券(回数乗車券)

「回数乗車券」が正式名称、10回分の費用を前払いすることにより11回分以上の回数乗車券が手に入ります。

東京メトロの回数券には、普通回数乗車券時差回数乗車券土・休日割引回数乗車券の3種類あり、何れも有効期限は発売日から3か月間となっています。

2023/2/28で回数券販売終了 <2022/11追記

残念ながら東京メトロの回数券が廃止になるとのニュースが入っています。

※詳細は以下レポートご参照下さい

普通回数乗車券

曜日や時間の制限なく使える回数乗車券、10枚価格で11枚です。

https://www.tokyometro.jp/ticket/types/coupon/index.html

時差回数乗車券

平日10:00〜16:00土日祝(および元日除く年末年始)に利用可能な回数乗車券、10枚価格で12枚です。

https://www.tokyometro.jp/ticket/types/coupon/index.html

土・休日割引回数乗車券

土日祝(および元日除く年末年始)にのみ利用可能な回数乗車券、10枚価格で14枚です。

https://www.tokyometro.jp/ticket/types/coupon/index.html

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メトポと回数券のお得度比較

メトポと回数券のお得度を比較する為、何パターンかの前提条件でそれぞれ試算してみます。

以下週に2回=月8回通勤、200円区間を月に8往復=16回乗車と仮定します。

平日朝・夜の一般的な通勤パターン

メトポのデイタイムポイントや時差回数券の対象とならない出勤時間と仮定します。

メトポ

10:30〜16:30の乗車によるデイタイムポイントが付かず、乗車回数:16回=10ポイントのボーナスポイントが貰えるのみになります。

→実質費用:199(IC乗車)✕16−10=3,174

回数券

普通回数券を2セット=22回分購入し16回乗車なので、6回分の費用を除きます。

→実質費用:2,000✕2−200✕6=2,800

平日時差通勤パターン

通勤回数は同じで往きは10:30以降でデイタイムポイント対象、帰りは16:30以降と仮定します。

メトポ

往路でデイタイムポイントが貰えるので5✕8=40ポイント、加えて乗車回数:16回=10ポイントのボーナスポイントが貰えます。

→実質費用:199(IC乗車)✕16−(40+10)=3,134

回数券

時差・普通回数券を1セットずつ=23回分購入するとして、うち16回乗車なので、残った7回分の費用を除きます。

→実質費用:2,000✕2−200✕7=2,600

土日祝通勤パターン

通勤回数は同じで、出勤が土日祝のみと仮定します。

メトポ

ホリデーポイントが貰えるので7✕8=56ポイント、加えて乗車回数:16回=10ポイントのボーナスポイントが貰えます。

→実質費用:199(IC乗車)✕16−(56+10)=3,118

回数券

土・休日割引回数乗車券を2セット=28回分購入し16回乗車なので、残った12回分の費用を除きます。

→実質費用:2,000✕2−200✕12=1,600

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メトポより回数券の通勤が断然お得

メトポは1回でなく1日に5〜7ポイント程度の付与で、仮に最低の170円区間としても往復340円に対しての付与率は1.5%〜2.1%程度にしかなりません。

回数券であれば10〜40%の付与率なので、メトポとの付与率の差は埋めがたい大きさでした。

ということで、通勤にはPASMO乗車でのメトポ獲得ではなく回数券を購入した方が断然お得!という結論が出ました。

回数券よりメトポがお得になる場合:通勤が月に2回未満

なお通勤が月2回未満=1回の場合は、3ヶ月で6回の乗車となり、回数券は有効期限内に使い切れずロスしてしまいますので、唯一メトポの方がお得になるパターンです。

ジンセイ
ジンセイ

メトポの方がお得…というよりも、回数券だと損するという表現の方が適切かもしれませんね。

月1回という低頻度なら回数券を買うなということです。

月2回であれば3ヶ月で6往復=12回の乗車となり、普通回数券・時差回数券は有効期限内に使い切れます。

※土・休日割引回数乗車券だと使い切れない畏れがあるので注意です。

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まとめ:月2回以上平日通勤する定期ロス会社員は回数券を使おう

ということで、平日に月2回以上出社する会社員は、メトポの存在に惑わされることなく通勤には回数券を使った方がお得という結論となりました。(※)

(※)東西線オフピークプロジェクト対象の方を除く

かくいう私も出社頻度に波があることもあり、何となく溜まってお得なんだろう…位の感覚で、これまで回数券は使わずメトポを溜めていました。。

今後は出社予定・頻度を把握した上で、上手に回数券を使っていこうと思います。

[追記:小田急+東京メトロの回数券活用についてレポートしました]

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