こんにちは、ドコモユーザー歴24年の長井ジンセイ(longlife_JN)です。
以前より資産管理にはマネーフォワードMEを使っておりますが、NTTドコモとマネーフォワードが共同開発した「スマー簿」なる家計簿アプリがリリースされたとのニュースがありました。
ドコモ経済圏どっぷりの私(:過去記事)としてはこれはチェックせねば!
ということで、使い方・使い勝手や、マネーフォワードMEとの違いなどお試しレビュー~評価致します。
まだ口コミや評判も少ないサービスなので、導入検討中の方は参考にしてみて下さい。
スマート家計簿「スマー簿」とは?
「dアカウント」でログインするだけで、「dカード」「d払い」「dポイント」などの利用明細と自動連携し、家計簿の作成が可能なアプリです。
加えて銀行口座明細や証券の運用状況、各種ポイント残高など、ドコモ以外の1500以上のサービス情報も管理可能です。
サービス内容
[1]dアカウントで自動連携
dアカウントでログインするだけで、以下各サービスの情報を自動連携し、利用状況が簡単に確認可能になります。
[対象サービス]dカード/d払い/ドコモご利用料金/dポイント/ポイント投資/THEO+ docomo
[2]1,500以上の金融機関・サービスと連携
銀行・クレジットカード・電子マネー・ポイント・証券・投信・仮想通貨・年金・スーパーなど、1,500以上の金融機関・サービスと連携、入出金履歴、利用情報、残高情報を一覧で表示してくれます。
[3]自動で家計簿を作成
入出金の履歴から自動で家計簿を作成。
食費、光熱費などの項目に分類、グラフ化してくれます。
マネーフォワードの基本となる[2][3]機能に、ドコモ独自の[1]が加わったという感じですね。
スマート家計簿「スマー簿」のインストール〜使用手順
アプリのインストール
スマー簿公式サイトより自分のスマホOSに合わせGoogle Play/App Storeに遷移し、先ずはアプリをダウンロード~インストールします。
利用規約に同意
インストール後アプリを立ち上げると導入画面の次に利用規約への同意を求められます。
スマー簿の利用規約、NTTドコモ・マネーフォワードの両社に関する条項が入っています。
dアカウントでログイン
利用規約に同意すると、dアカウントへのログインを求められます。
dアカウントでログインをすると、自動的にドコモサービスの情報が反映されます。
私の場合、THEO+docomoの投資額やdポイントなどが即反映されていました。
マネーフォワードMEではdocomo関連も全て自分で反映させる必要があり、docomoサービスの利用数が多い人は手間が省けます。
ということで、アプリダウンロード→dアカウントログインという簡便な手順で、スマート家計簿「スマー簿」が使用可能となりました。
先日発表のあったNTTドコモ✕三菱UFJ銀行の「デジタル口座サービス」あたりも、サービス開始となれば自動反映の対象になってくるかもしれませんね。
口座連携
あとはdocomo関連以外の口座(銀行・証券・年金・ポイントなど)を個別に連携させていく作業となり、ここはマネーフォワードMEと全く同じ作業です。
マネーフォワードユーザーでも改めて口座連携の設定が必要
既にマネーフォワードMEを使用しているユーザーの場合、口座情報を移せたら便利だなと思ったのですが、残念ながら移行させることは出来ませんでした。
マネーフォワードMEに登録済の口座でも、一つ一つ改めて連携させる必要があります。
既にマネーフォワードMEで相当数の口座を連携させている場合は、これがなかなかの手間になります…
スマー簿とマネーフォワードの違い
同じマネーフォワード社開発の家計簿ツールである「スマー簿」と「マネーフォワードME」、どう違うのでしょうか?
ユーザーインターフェース
スマー簿のインターフェースですが、マネーフォワードMEと然程大きくは違いません。
ドコモ関連サービスの自動反映だけでなく、それぞれのサービスへのリンクなどが表示される点がマネーフォワードMEと異なります。
ドコモ関連サービスの自動反映・連携
やはりココがマネーフォワードとスマー簿の一番の違いになります。
↑こちらはdアカウントにて初回ログイン直後の画面ですが、ドコモ提供サービスは連携作業不要でここまで自動でまとめてくれます。
また各サービスの個別詳細画面では、「アプリで開く」ボタンも設置されていて、ドコモの各アプリへすぐアクセス出来ます。
無料プラン・有料プランの範囲
スマー簿・マネーフォワードME共に基本利用は無料です。
月額500円(税込)の有料プラン(プレミアムオプション・プレミアム会員)が設けられており、有料/無料の範囲にはそれぞれ違いがあります。
主な違いを以下ピックアップしてみます。
口座連携可能数
無料プランで連携可能な口座数は両者「10件」ですが、スマー簿の場合はdocomo提供サービスがカウントされない為、実質的にスマー簿方がより多くの口座と無料連携し得ることになります。
マネーフォワード無料会員の口座連携数削減<2022/11追記
10件だったマネーフォワードMEの無料会員口座連携数、2022年12月7日より4件に削減されるとの悲報が入っております。
マネーフォワードME改悪後の無料ユースについて比較検討レビューをアップしましたので、こちらも是非ご参照下さい。
推移・内訳グラフ
マネーフォワードMEでは有料プランでのみ資産の推移・内訳グラフが表示可能です。
これがスマー簿では無料プランでも推移・内訳を表示してくれます。
有料プランにはしたくないけどより視覚的に資産を把握したい…といった方は、スマー簿の方がお得に使えます。
ポイント・マイルの有効期限
マネーフォワードMEでは有料プランのみポイント・マイルの有効期限が表示されます。
これがスマー簿では無料プランでも有効期限を表示してくれます。
ということで、バックボーンは同じマネーフォワードとスマー簿ですが、無料で使える機能の範囲は結構違うことが判りました。
一覧表の行数の違いからも判る通り、スマー簿の方が無料で使える機能の範囲が広いことがわかりました。
マネーフォワードユーザーはスマー簿に乗り換えるべきか?
無料で使える範囲が広いスマー簿ですが、既にマネーフォワードMEを使っているユーザーは乗り換えた方がいいのでしょうか?
ドコモユーザー/視覚的な管理重視の場合
まずドコモユーザーでなければスマー簿の強みを享受出来るケースがなく、あえてスマー簿を選ぶメリットはあまり無いかと思います。
ただ非ドコモユーザーでも、①無料で使いたい&②グラフ表示やポイントの有効期限などの表示に重きを置きたい=視覚的な管理重視の場合は、スマー簿は十分検討に値します。
有料プランはスマート家計簿新規ユーザーにお薦め
無料プランの範囲はスマー簿>マネーフォワードMEですが、有料プラン契約となると料金は同じ且つ両社の差はあまりなくなってきます。
後述する履歴の問題があり、マネーフォワードの既存(・有料)ユーザーがスマー簿へ完全移行するのは、デメリットもあります。
①これから家計簿アプリを始めるドコモユーザー・②多数の口座連携/一括反映や今後1年以上の履歴を蓄積をしたい場合には、スマー簿の有料プランも検討に値します。
まだスマート家計簿自体を使ったことがない場合、相性や向き不向きもありますので、最初は無料プランから試してみることをお薦めします。
完全乗り換えには履歴を捨てる覚悟が必要
スマー簿は後発なので、今から導入する場合はアプリインストール以前の履歴の多くは反映させることが出来ません。
長くマネーフォワードMEを使っていて、履歴の蓄積が多いようなケース(特に有料プラン)は、スマー簿へ完全に乗り換えると多くの履歴を失うことになります。
【2021/9/1追記】
スマー簿インストール前の履歴に関し、一部は家計簿機能で拾ってくれていることが判りました。
しかし個々の口座をみると登録以後の推移しか表示されず…
やはり登録以前の履歴にはあまり期待しない方が良さそうです。
キャンペーン中に使ってみて判断するのもあり
サービス開始にともない以下のキャンペーンが9月30日まで実施されています。
銀行口座連携で200ポイント
「スマート家計簿 スマー簿」アプリをダウンロードし、銀行口座連携をされた方に全員に「dポイント(期間・用途限定)200ポイント」をプレゼントいたします!
https://kakeibo.smt.docomo.ne.jp/info/campaign.html
dカード会員さま対象!実質3か月間プレミアムオプション利用料が無料!
「プレミアムオプション」をご契約の方は、初月利用料が無料です。更に、dカード/dカードGOLDの会員の方は、プレミアムオプション2か月分の料金に相当する「dポイント(期間・用途限定)1,000ポイント」をプレゼントいたします!
https://kakeibo.smt.docomo.ne.jp/info/campaign.html
試しに使ってみるのであれば、キャンペーン期間がお得ですね。
その後どちらかに決める手もありますし、マネーフォワードME既存ユーザーが履歴の問題をクリアするためには、スマー簿を併用するのが無難です。
いずれにしてもマネーフォワードMEと共同開発しているだけあって、マネーフォワードMEで出来ることはスマー簿でも出来るので、悩ましい選択を強いられることになりそうです。
(2021/10/30)レビュー第二弾をアップしました!
口座連携方法や更新など、実用面を中心に追加レビューしていますので、こちらも合わせてご参照下さい。
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